CR-10S Pro のホットエンドを交換する

ホットエンドを交換する 3Dプリンター

ざっくりいうと

3Dプリンター CR-10S Pro のヒーターブロックが破損しました。

ヒーターブロックのみの交換部品が売って無いため、ホットエンド全体をサードパーティの物に交換しました。

問題なくプリントできました。

ヒーターブロックが破損…代替は

3Dプリンター CR-10S Pro のヒーターブロックのノズル用のネジ山をつぶしてしまいました。ノズルを締めすぎたのか…ベッドに激突させたのが悪かったのか…はっきりしません。交換部品が欲しいのですが、公式ストアや他の店で ヒーターブロック単体では売っていないようでした。

CR-10S Pro の ヒーターブロックは MK8 という種類のヒーターブロックに非常に似ているのですが、ノズル・ヒートブレイク のネジが 0.75mmピッチになっている点が異なります。(MK8ヒーターブロックは 1mmピッチ)

ヒーターブロック単体で買えないので、他の選択肢を考えます。しばらくは忙しく、3Dプリンターをいじる時間があまりとれなそうだったので、安くて種類が豊富な中国から取り寄せる方向で考えます。

ホットエンドの種類
ホットエンドの種類

純正ホットエンド

純正のホットエンドは、ヒーター・サーミスター付きで、$45くらいです。ちょっと高いです。

サードパーティ製ホットエンド(1)

純正品に良く似たサードパーティ製のホットエンドも売ってました。ヒーター・サーミスター付きで、$10くらいです。

いくつか種類があるのかもしれませんが、製品写真に純正品の写真を流用しているストアがあったりして、把握が難しいです。

サードパーティ製ホットエンド(2)

一部のホットエンドは、CR-10s Pro 用だが、 MK8 のヒーターブロック・ノズルを使用するものもありました。無骨でかっこいい物が目に付きました。$20くらいでした。

結局、このホットエンドを購入しました。理由は、一般的な規格に近づけよう、という判断です。ヒーターブロックを再び破損させてしまっても 簡単に対処できるようになるし、ノズルなどの交換も選択肢が増えます。ただ、ストックしてあった CR-10S Pro用 交換用ノズルは使えなくなります。

その他の選択肢

他には、「ヒーターブロックを自作する」とか、「ステーを自作して、他の機種用のホットエンドを利用する」とかも考えたのですが、ちょっと大変そうなのでやめました。

購入したホットエンドについて

購入したホットエンドですが、「Micro Swiss」という会社の製品かと思っていたのですが、多分パチモンでした。かなり安かったし、商品説明に「swiss」という単語はあるが「Micro Swiss」とは書かれてないし、ウカツでした…。

ただ、品質自体は悪くなさそうな印象です。パチモンなら、チタン製ヒートブレイクが安い素材になってるかも…と恐れていたのですが、触った感じチタンでした。(チタンは熱伝導率がとても低い金属なので、触ってもあまりヒンヤリしない。)

鉄製のノズルもついていたのですが、これはとりあえず温存して、普通のノズルを使いました。

ホットエンドの交換作業

ホットエンドの交換をします。ヒーターブロックが破損しているため、元のノズルはついていません。

カバーを外す

(1)ネジを2本外して、カバーを跳ね上げます

シリコンカバーを外す

(2)シリコンカバーを外します

ヒーター・サーミスターを外す

(3)イモネジ・ネジをゆるめて、ヒーター・サーミスターを外します

ボーデンチューブを外す

(4)チューブ抜け防止クリップを外し、継手のボタンを押し、ボーデンチューブを外します

ホットエンドを外す

(5)ネジ2本外して、ホットエンドを外します

ホットエンドが外れた

(6)ホットエンドが外れました

ここからは逆の作業をして、新しいホットを取り付けます。

断線する恐れがあるので、サーミスタを固定するネジは強くしめないでください。また、サーミスタの周りには放熱グリスを塗りました。

新しいホットエンドは少し薄く、元のネジではキッチリ固定できなかったので、ワッシャーを入れて、厚さと位置の調節をしました。

ワッシャーで調節

ワッシャーで調節しています

交換完了

取り付け完了

テストプリント

ノズル高さやベッドの調整をして、テストプリントをしました。

テストプリントを開始したところ、ヒートベッドの加熱異常が発生したため、そちらの修理もしました。詳しくは「3Dプリンターのベッドの加熱が止まらなくなったので修理する」を参照してください。

修理後、新ためてテストプリントをしたところ、問題なくプリントできました。

ABS で出力、ヒートベッド温度は 100℃、0.1mm 積層。データは Thingiverse の「Chinese guardian lions」を縮小したものです。

テストプリント結果
テストプリント結果

終わりに

ヒーターブロックの破損でホットエンド全体の交換になってしまったのは想定外でした。

ただ、今回の件で、ホットエンド周りについて少し詳しくなりました。今後、300℃程度の高温でプリントができるように改造を行いたいです。

更新履歴

2020.05.07 公開

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